History of Flannel.

「ネルシャツ」と聞くとチェックのシャツ柄などの文化的な誤解がありますが

実際ネル、正式名称「フランネル」は表面に起毛感のある平織又は綾織の素材を指します

またネルシャツといえば、アメカジの定番で歴史は長そうですが

実は、発祥は17世紀のスコットランドにまで遡ります

















上の画は17世紀のスコットランドハイランド地方の農民の様子を描いたものです

わかり易いようにフランネルであろう生地を身に纏ってる部分のみをカラーにしています

このように極寒の地で誕生した毛織物が発祥となります

この画のフランネルもチェックですが、実際は無地のものも生産されていました

後にフランネルの評判は広がり18世紀にはドイツでも広く知られるようになります

ちなみに現代でもイギリスのフランネルは平織のものが多く

ドイツは綾織のものが多いと言われています

更に産業革命もあり更に生産は増加し、その保温性と利便性から

労働者だけではなく上の階級の間でも下着などとしても使用される素材になりました

そして18世紀末、ここで初めてアメリカの名前が挙がります

皆様も知ってるであろう「Carharrt」が1889年に現代に認知されている

ネルシャツの製造を始めました

19世紀のアメリカはまさに鉄道が発達した時代

厳しい条件で働く労働者たちにとって保温性があり丈夫なシャツは重宝され

アメリカ一気に広がりを見せました

更に、現代におけるネルシャツを定番化させたのは

1980~1990年代のグランジミュージックではないかと思います

有名な「NIRVANA」のKurt Cobain.であると思います

1980-90といえばアメリカのファッションはポップでカラフルなものが主流で

まさに今2015年のトレンドと似ている時代

そんな中カートは着古したネルシャツや裏返しにしたTシャツ

色褪せたデニムなど、時代へのアンチテーゼの象徴でした

純粋に音楽とカート自身の服に惹かれ好きになりましたが

当時の時代背景を知り余計にカートに魅力を感じました




























少し話しは脱線しましたが

この文を書き終えると自分でも思うのはやはりフランネルが

オーセンティックな形で現代でも残っているのは

アメリカのおかげであると

NITEKLUBでも今季チェック以外のフランネル揃っています

ネル=チェックという概念を覆してみましょう































ご来店お待ちしております

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