昨日はオーバーオールの誕生の話をしましたが
今日は日本の観点でのお話を
まずはこちらをご覧ください
この写真は太平洋戦争前後であると思います
真ん中の女学生が着用している衣類を見てみると
胸当てつきのズボンです
確かに1970年代に日本でジーンズをはじめ
オーバーオールが流行した際も
特に女性や子供に好まれていました
それは動き易さや腹部を締め付けないため妊婦にも好まれていたのです
そんなオーバーオールですが実はファッションとして日本に入ってくる以前
大戦中に既に実用的に着用されていたのです
当時はこの形の衣類は「胸當ズボン」とよばれていました
「當」とは「当」と同意義の漢字であることから
読み方はおそらく「ムネアテズボン」か「キョウトウズボン」であると思います
当時の資料にもこのように記載されています(※画像右下)
またこのカタログのようなものは
太平洋戦争中は味噌や米、衣類品などの物資は
配給制度というものがとられており
各世帯に配られる切手で購入するという仕組みでした
その際にこの数字は切手の枚数を記しており
上の写真だと10枚必要になるということです
少し話しが反れましたがこのような時代は
女性たちがスカートを翻し優雅に過ごしているのではなく
セーラー服などの上から胸當ズボンを着用し国を守っていた
過酷な様子が伺えます
このようなことを耳にすると
現代ではファッションアイテムとして浸透している衣類ですが
やはりオーバーオールが実用的な衣類というのが改めて実感します
N Apron Trousers. 18,900yen |
梅雨明け宣言もありいよいよ夏本番です
色々と楽しいことがありそうです
本日も店内に是非とも涼みにいらしてください
お待ちしております
埜
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